明日の昼ごろ人工衛星の破片が落ちてくるというニュースをみた。
何の冗談かと思ったら、アメリカの古くなった人工衛星が大気圏に突入、燃焼して、燃え残った部品が地上に落ちてくるという大真面目な話だったらしい。
大気圏突入2時間前でもどこに落ちるか予測するのは困難だという。しかし落ちてきた部品が人に当たる確立は3200分の1、さらに特定の人に当たる確立は22兆分の1だから心配するなというのがNASAの見解らしい。
これを聞いて、そうか、3200分の1なら問題ないな、なんて思ってよいのだろうか。たとえ確立が低くても危険があるというのは事実なのである。
そもそも古くなった人工衛星をそのまま宇宙に放置するという、地球上でやれば不法投棄といわれかねないような処理をしてきたことに問題があったのではないか。
宇宙は広く、一般人は直接目にすることのできない空間だ。ごみを捨てるにはもってこいのように思える。
ここで思い出すのは星新一のショートショート「おーい、でてこーい」だ。
この作品は突然出現した深い穴にごみやらなにやら手当たり次第に人々が投げ入れたら、そのうちに穴に捨てたものが空から降ってくるという内容だった。
これからどんどん宇宙ごみが降ってくるなどという事態にならなければいいが・・・。
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