発足して間もないが、内閣がバタバタしはじめた。大丈夫だろうか。
小宮山厚生労働相がタバコ値上げを言えば、安住財務相が否定する。前原政調会長が自衛隊の武器使用制限緩和を言えば、一川防衛相が慎重論を唱える。鉢呂経済産業相がエコポイント?的なのをやろうと言えば、同じ経済産業省内から批判が飛ぶ。どうも政府内がばらばらである。
野田首相は党内融和のために民主党内にいくつかあるグループからバランスよく大臣を選び、組閣した。この弊害がはやくも表出してきたと言えるだろう。グループというのはそれぞれ政策などについての考え方に違いがあるから出来るという部分が大きいはずだ。それをむりやりひとつの内閣、政府にまとめれば、「そりゃあこうなるだろ」という感じである。
つまり野田首相は党内のバランスを考えすぎたゆえにかえって、実際に政策を進めていく上では非常にバランスをとるのが難しい政府をつくってしまったのである。
長持ちするためには絶妙のバランス感覚でもって舵取りをすることが求められるだろう。野田さんにそれが出来るだろうか?まぁなんとかがんばってもらうしかないだろう。
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