2011年9月8日木曜日

北朝鮮対なでしこジャパン

女子サッカーの五輪予選。今日は北朝鮮戦だった。

結果は1対1の引き分け。試合後のインタビューで澤選手が勝てる試合だったのにミスで失点してしまったと言っていたが、素人目にはかなり攻め込まれていたように見えた。北朝鮮は確かに強かったのだろう。

北朝鮮に良いイメージを持っていない日本人はきっと多いだろう。(将軍様とか、核兵器とか、ミサイル撃ってきたりとか…)今回の試合前でも、北朝鮮の主力選手が5人、薬物違反で出場停止というのがワイドショーで大きく取り上げられており、それをみて「やっぱり北朝鮮だから」とか思った人は多いはずだ。僕も少なからずそういう思いを持ってしまった。

しかし今日試合を観て、ちょっと反省。主力5人を欠きながら日本と互角以上に戦った北朝鮮の選手達に対して失礼だと思った。彼女達もまた、日本選手と同じく、真摯にサッカーをしているのだ。政治的イメージをスポーツにまで待ちこんではいけないということだろう。

先入観を排して考えれば、薬物問題にしてもなにも北朝鮮だけがやっていることではない。過去の五輪などではさまざまな国の選手が薬物違反で失格になってきたし、日本国内でも先日プロ野球で(球団のミスだったようだが)薬物違反があった。スポーツの薬物問題にはどこの国とかそういうのは本来ないはずだ。それなのに北朝鮮選手の薬物違反が日本で報道されると、上記のような感想を持つ日本人が多いのは残念な事である。

そんなイメージを持たれてしまう北朝鮮の女子サッカーチームだが、僕はそれを跳ね返して日本人をも感動させるようなプレーを期待したい。それが出来るチームだと今日の試合を観て思った。五輪への切符は二枚。そして現在日本がグループ一位、北朝鮮が二位。大きな舞台で再び日本と戦うところを見せて欲しい。がんばれ北朝鮮。そしてもちろん、がんばれなでしこジャパン!!

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