2011年7月4日月曜日

節電の夏と日本の財政

節電の夏である。消費電力を15%削減しなければならないらしい。大口需要家には罰金が科せられることもあるというから大変だろう。

だが、今までも節電やCO2削減が叫ばれていたにも関わらず、原発事故に起因する電力不足という切羽詰まった状況に追い込まれてみたら、15%以上もの消費電力削減が普通にできてしまう社会というのはどうなのだろう。今まで節電を掲げながらいかに電力を浪費してきたかが窺える。

一方日本の財政に目を向けると、「財源が足りないから消費税を増税しよう」という声が聞こえてくる。しかしこれも、民主党政権になってから無駄を省くためにいろいろやってきたようだが、本当に切羽詰まった気になってみれば、消費電力のようにまだまだ削る余地があるのではないか。

また、消費税増税の議論を「被災者が苦しんでいるから自分たちも我慢しなければ」という空気が日本中を覆っているこの時期にするというのは卑怯だと思う。今の状況下では国民は冷静な判断を下せないのではないか。
あと消費税増税するならせめて食料品や生活必需品の税率は5%のままで、贅沢品だけの増税にとどめてほしいなぁ。

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